今や人間は地球の支配者であるかのように
振舞っていますが
なぜ猫でも犬でもなく
人間がここまで繁栄できたのでしょう?
「知能が高いから」
たぶん多くの人が
まずそう思うのではないでしょうか?
確かにそれが一つの
大きな要因だということは
間違いないでしょう。
しかし、人間以外にも
頭のいい動物はたくさんいます。
たとえば
チンパンジーはひもで吊るされたバナナを
道具を使って取りますよね。
中には犬の散歩やおつかいまで
こなすものもいるそうです。
イルカはさまざまな芸を
覚えることができるし
脳の大きさは
人間よりも大きいと聞きます。
これらの動物が人間のように
繁栄していてもおかしくなかったわけです。
でも繁栄したのは
チンパンジーではなく人間だった。
チンパンジーにはなくて
人間にはあるもの
それがわかれば
上の問いの答えがわかります。
「ものすごーく高い知能」
もしそんな答えに達してしまった方がいたら
ちょっとマズイですね(苦笑)
もう一度よく考えてください。
なにも人間は大昔から
今のような知能があったわけじゃないですよね。
歴史を遡ればチンパンジーと
なんら変わらない時代もあったんです。
わかりますよね?
では人間を人間たらしめるものとは
いったい何か?
答えは
「向上心」
です。
犬や猫など人間以外の動物は
その日一日暮らせればいいのです。
しかし、人間には向上心があり
明日はもっといい生活を
と考えました。
だからこそここまで発展できたし、
今もなお技術は進歩し続けているわけです。
この向上心というのは
人間だけに与えられたすばらしい美徳です。
向上心なくして
今の豊かな生活はありえません。
電気、水道、車、テレビ、
飛行機、エアコン、携帯・・・
これらは全て
もっと便利に、もっと早く、
もっと簡単に、もっと楽に、もっと自由に・・・
と、
向上する気持ちを持ち続けた
偉大な先人達がいたからこそ
今世の中に存在しているわけです。