モテる方法 会話術

虚言癖の末路。恋愛は自分を偽らないから上手くいく。

2010年4月20日

どうも 甲本です。

今回は

“自分を偽らない”

ということの重要性を解説していきます。
 

まぁ、直接的に女性をどうこうして
っていうテクニックの話ではありませんね。

が、非常に重要な考え方なので
いつも以上に集中して読んでください。

上辺のテクニックに頼る前に
まずは自らの「在り方」が重要です。
 

◆人はなぜ自分を偽るのか?

あなたは自分を偽ったことがありますか?

収入を偽る。

職業を偽る。

年齢を偽る。

話を過度に盛る。

大して親しくもない有名人や権力者を
さも知っている風に言う。

まぁ、いろいろあると思いますが、
なぜ偽るのか?

自分を良く見せたい一心

だとは思いますが、
大きな事を言ってその場では気分が良くとも
後々甚大な副作用があることを
覚えておかなければなりません。
 

◆偽りの代償

うちの元従業員に虚言癖の男がいました。

彼は元々僕のボクシングの後輩だったんですが、
ひょんなことから再会し、
飯でも行こうということになりました。

で、

「今何やってるの?」

と聞くと大手家電量販店で販売の仕事をしていると。

その前はリフォーム会社で営業、
さらにその前は携帯ショップで販売の仕事、

いずれもトップセールスを記録していた
と言います。
 

が、今の仕事には嫌気が差していて
転職を考えていると。

その話の流れで僕がうちの会社のビジョンや
理念を語ったところ

「ぜひ雇って欲しい」

と言われました。

「営業だったら自信がある」

と。

「どんな商品でも2週間、勉強期間をくれれば
 自分は売ってみせる」

と、そこまで豪語していました。

これだけ言い切れるのもすごいなと思い、
元々後輩ということもあって採用することに。
 

さぁ、一体どんだけ売上をあげてくれるんだろう?
と期待して仕事ぶりを見ていましたが、

2週間どころか、
一ヶ月が経ち、三ヶ月が経ち、半年が経っても
一向に売れる気配はありませんでした。

彼には独自の営業手法があるとのことでしたが、
それじゃ全然ダメだったので
僕もいろいろ策を練ってアドバイスしたんですが、
あまり聞く耳を持たない。

どうも自分のやり方にこだわっているようでした。

そして、1年が経ち、
さすがの僕も見切りをつけるべきだと思い

「お前、今月も基本給すらペイしないけど、どうすんだ?」

と問いかけると

「基本給はいらないので、
 フルコミ(完全成果報酬)でやらせてください」

と言って、そのままどこかへ行ってしまいました。

フルコミということは一旦会社を辞め、
代理店になるという事を意味するわけですが、

それ以降、音信不通です・・・。
 

そして、辞めた後に彼の驚きの発言を
いろんな人から聞くことになります。

「次の仮面ライダーに役者として抜擢されてしまって
 今体を絞っているんだ」

とか

「この前、東京行った時に大島●子と
 40万でセックスしてきた」

とか

「実はインドネシアに会社持ってて
 そこからの収入で月3000万円稼いでるんだ」

とか

本当に耳を疑うような、誰が聞いても嘘だとわかる嘘を
得意になって語っていたそうです・・・。
 

もちろん、未だにライダーには抜擢されていませんし、

当時売れっ子だった大島●子さんが
わずか40万円で体を売る理由がわかりませんし(笑)

月に3000万円も稼いでいる人間が
僕からお金を借りる必要もないはずです。

ちなみに、インドネシアの会社の代表であることを
証明するためかどうかは知りませんが、
彼は偽造の名刺まで作っていました。
 

これが虚言癖の末路なんでしょうか?
 

きっと彼は変なプライドに固執していて、
自分を大きく見せることにとにかく必死で、
最初は小さな嘘だったのが次第に大きくなり
歯止めが効かなくなってしまった
んだと思います。

1つ嘘をつき、自分を偽ると、
それがバレないようにするために
さらに嘘を重ねなければいけません。

そうやって自分で自分の首を締めていくわけですね。

合掌。
 

おそらく各業界でトップセールスだったというのも
完全に嘘だったんだと思います。

会社としては大きな損失を被りましたが
見抜けなかった僕が悪い。

今どこで何をしているのか、
知る由もありませんが、

それなりにルックスはよかったし、
真面目に下積みからやれば光るものを
持っていたのではないかと思う分、残念ですね。
 

これは極端な例ではありますが、
もし自分を良く見せたいがために
嘘をついてしまっているのに気付いているのなら
もうそれはやめましょう。

盛りに盛った虚構の自分で勝負するのではなく、

等身大の自分で勝負しても余裕なくらいに
自らを磨き高める道を選んだ方が
確実に幸せになれる
と思います。
 

◆合わないことをやるより自分スタイルを極める。

これからは自分を偽るのはやめる。

等身大の自分で勝負しよう!

とお伝えしましたが、

たとえば、本当は口下手で不器用な男が
モテたい一心で陽気に振舞っていたとします。

しかし、長続きしませんでした。

そして、男は気づきました。

「これはおれじゃない」

と。
 

だったらやめればいいんですよ。

別に口下手でも不器用でも
いいじゃないかと開き直っちゃう。

そして、むしろそれを武器にできないか
考えるんです。

口下手で不器用な自分を一度認めた上で
どっしり構えて会話してみる。

堂々と立ち振る舞うことで、
「頼りがい」や「聞き上手」という魅力を
武器にしていくのもありだと思います。
 

・甲本の場合

例えば、僕の話をすると

僕は昔、いっつもふてくされていて(苦笑)
笑顔というか笑うこと自体、苦手だったんですね。

そして、それがカッコいい
とすら思っていたんです。

しかし、ある本に

「一度騙されたと思って
 笑顔を絶やさないようにしてごらんなさい。

 すると、驚くほどいいことが
 次々に起こり始めますから」

そう書いてあったんですね。

本当かよ??

でも、その時の僕は
何とか自分を変えたいと思っていました。

「まぁやってみるか」

それから僕のニコニコキャンペーンが始まりました(笑)
24時間スマイル運動を実施してみたんですね。

すると

実際、本当に驚くほど
効果があったんですよ!
 

僕が笑えば周りの人もなぜか笑う。

最初はそれが信じられなかったんですが
でも、本に書いてあったことは真実でした。

本当に笑顔にはすごい力があったんです。

僕がニコッと笑いながら声をかけると
向こうも笑顔で応えてくれる。

そして、いつもは
そんなにしゃべってなかった友達が

イキイキと僕に向かって
話し出すということが何回も起こりました。

その時の僕にはそれがもう
奇跡のように思えたんですね。
 

いやー、まさか人間関係が
こんなにも楽なものだったとは・・・

もっと早く気づくべきでした。
 

しかし!

しかし、です。
 

僕にはやっぱり
何か性に合わなかったんですね。

いつでも、どこでも、誰とでも
笑顔でなんかいられない。

そう思ってしまうんです。
 

そして、これでは
僕の持ち味が消えてしまう・・・

そこで、いろいろと実験をしてみました。

どんなときには笑顔がよくて
どんなときなら笑顔じゃなくていいのか

さらに

どんなときは
むしろ笑顔じゃない方がいいのか

などなど

そうやって僕にとっての
自然な笑顔を見つけていったんですね。

今ではそれが

「ギャップ」

という大きな武器になっています。

見た目はすげー恐い奴なのに
少し話してみたらとっても親しみやすかった

とか

普段は恐い顔してるのに
時々、子供みたいに夢を語るところがすごく魅力的

とか

たまに見せる無邪気な笑顔がかわいい

とか

そんなことをよく女性から
言ってもらえるようになったんですね。

最初、「かわいい」と言われたときには
「一体おれのどこがかわいいんだよ!?」
なんて思いましたが(笑)

それがギャップの成せる技なんです。
 

でも、もし僕が笑顔に
取り組むことがなかったならば

このギャップという武器も
身に付いていなかったでしょう。

もしかしたら今も周りからの評価は
ただの恐い奴だったかもしれません。
 

◆「ありのまま」と「今のまま」は違う

ここでひとつ注意点があります。

自分を偽るということと
自分を磨くということは別もんです。

僕が自分を偽る必要はない、
自分を偽るのはやめろ、
と言ったからといって

自分を磨く努力を何もしなくていい
というわけじゃないんですね。

それはわかりますよね。
 

「ありのまま」と「今のまま」は
まったくの別もんですから。
 

自分に合わないことは
無理してやらなくてもいいんですよ。

でも、それはまずやってみないと
合わないかどうかわかんないですよね。

やる前から自分には合わない
と決め付けると損をします。

いろんなことをやってみて初めて
今まで知らなかった
本当の自分を知ることができるんですから。

まずはいろいろやってみてください。

で、

「合わないな・・・」
「これは何か違うな・・・」

と思ったらやめりゃあいいんですよ。

やりたくもないことを
無理してまで続ける必要はどこにもないですから。

そうやって、自分に合ったスタイルを
徐々に確立していきましょう!
 

◆基本ルール“自分を偽らない”のまとめ

・ 自分を偽るといつか演じることに疲れる

・ 「ありのまま」と「今のまま」は違う

・ いろんなことをやってみて自分には合わないと思ったら
  無理して続ける必要は無い。

・ 自分に向いている分野で勝負した方がうまくいく。

 

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